取置中

珊瑚を思わせるこっくりとした地色に
動きのある配置で菊を染めた長羽織
繊細な糸菊の花弁を見事に表現した、
中々お目にかかれない価値ある１枚です

出自↓
昭和30年代初頭と思われますが
祖母が見立て、母に誂えました
母は羽織が好きでなく未着用→放置

発見した私が洗い張りに出し←2013年
長めの羽織(羽丈88センチ)に
仕立てました←2018年
羽裏も秋にぴったりの鳥獣戯画を選び
敢えて甘さを抑えました
これだけ手間隙費用をかける位ですから
かなり好き、なのですが
珊瑚色が顔にあわず箪笥のコヤシ
※未着用としましたが、
着物の上から試着致しました

色々な思いはありますが…
気に入って下さった方に、
そして何より大切に着て下さる方に、
お譲りできれば羽織も本望と思い、
出品を決断しました

安く買いたたいて着回しの一枚に、
などという方にはお渡ししたくないので
仕立て代や羽裏代などをふまえた、
ある程度の価格を付けさせて頂きます
ご縁を感じた方、
どうぞ宜しくお願いいたします

羽丈88センチ、
160センチの私が着物の上から羽織って
ふくらはぎの中央上くらい
身長157～168センチ位の方に
適した長さです
生地はスベスベした羽二重のような蝕感で
軽やかな着心地です
羽織紐はぴったりの丸ぐけ・より房を
お付けしますので、
このまま悩みなくお使い頂けます

その他、ご質問等はコメント遠慮無きよう
お願いいたします