YAMAHA A-6a　￥69,800(1981年頃)

【整備内容】
内外部クリーニング、全ボリュームガリ取、セレクタ接点クリーニング、バイアス調整。
トランス鳴き対策チョークコイル自作挿入(耳を近づけなければ聞こえないレベル)、リレー接点オーバーホール。※波形は黄色がトランス出力電流、青が電圧。電圧ピーク部が丸くなった。

【特徴】
サイズの割に重い。ぎっくり腰にご注意。音はヤマハにしては優しい音。
　立派なトランスが付いている。このサイズで出力100Wとは、流石オーディオ全盛698戦争の物量投入の品。写真の通り隙間がない、トランジスタもでかい。サンスイAU-D907並み。スピーカ駆動方式もサンスイと同じ差動PP。現代で本機を製作したら、何百万かかることか。プリ部はFETオペアンプ。流石にこのサイズではフルディスクリートとはいかなかったようだ。

【仕様】
定格出力(両ch動作、20Hz～20kHz)100W+100W(8Ω、歪0.003%)
ダンピングファクタ65(8Ω、1kHz)
入力感度/インピーダンスPhono MM:2.5mV,MC:160μV、他:150mV/47kΩ
最大許容入力(1kHz、歪0.01%)MM:180mV,MC:10mV
出力電圧/インピーダンスRec Out:150mV/270Ω
周波数特性(Main Direct On)Out:±0.3dB
全高調波歪率(20Hz～20kHz)0.006%
SN比(IHF-A)Phono MM:86dB,MC:70dB、他:106dB
入力換算雑音(IHF-A)Phono MM:-138dBV,MC:-142dBV
残留ノイズ(Main Direct On)65μV
トーンコントロールBass:±10dB、Treble:±10dB
ハイフィルター10kHz、12dB/oct
ラウドネスコントロール1kHz:20dB
Listening Level Monitor0.2W～150W
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力165W
ACアウトレット電源スイッチ連動:2系統、100W
電源スイッチ非連動:1系統、200W
外形寸法幅435x高さ112x奥行365mm
重量9.1kg